競輪とは

競輪とは

競輪とは地方自治体が主催する公営の自転車競技。バンクの上の、定められた距離を自転車のペダルを踏み抜いて、誰が一番最初にゴールするかを争う競争です。その収益は、選手の賞金など必要経費を除いて、すべて社会福祉、体育事業など、公共事業のために役立っています。

競輪場

競輪場の周回長は333.3m・335m・400m・500mの4種類(最も多いのが400m)。また直線とコーナーの繋ぎに使われる曲線(緩和曲線)もマッコーネル・クロソイド・レムニスケートなどがある。そして直線の長さ、コース幅、コーナーの傾斜(バンク角)、建物の位置など、様々な要素が組み合わさっている。45場のうち小倉と前橋は全天候型ドームバンクであり、天候に影響されず快適に楽しめるようになっている。

場外車券発売上

車券の発売のみを取り扱っており、レースはモニターを通しての衛星中継となる。主として「サテライト○○(地名)」の名称を用いている。発売するレースは場によって異なるので各場の発売日程を確認しておきたい(施行者が同じ場でのレースや特別・記念開催は必ず発売されるといっても差し支えない)。基本的に入場無料(指定席は有料)であるが、有料会員制のところもある(ST横浜、ST大阪など)。軽食なども売られており、サテライト独自に予想誌を発行していることもある。

トーナメント制

競輪のレースは勝ち上がっていくトーナメント制。通常3~4日間の日程で開催されます。 初日、2日と勝ち上がり、決勝を目指します。初日、2日負けたからといってそれで終わりではありません。それぞれ「特選」「順位決定」「選抜」「一般」といったレースに振り分けられ、最終日まで競い合います。 競輪は各競輪場ごとに年間70日が開催されます。1開催は3日間ずつ前節、後節と分けられ計6日間(1節が4日間の場合もある)の開催になります。

ラインとは

競輪競走の予想では、選手のタイプ・実力の他にラインというものが重要な要素になってきます。 ラインがそのレースでいくつに分かれるかによって、レースの結果が大きく変わる場合もあります。 このラインが、競輪競走の予想をより深く、楽しいものにしています。 一般的にラインは、地区優先で組まれることが多く、同地区の所属選手、例えば愛媛所属選手が複数出場する場合はもちろん、近県である高知、香川、徳島などの選手も同じラインを組む可能性があります。 また、同じ地区の選手がいない場合、競輪学校の同期、同班同室(同班=生活班/同室=4人部屋で寝泊まりをする)の選手がラインを組むこともあります。 レース当日のラインは、選手同士があらかじめ話し合って決め、戦術とともに前日に発表します。それが記事となり、予想紙などに掲載されるわけです。

グレード制について

競輪は、KEIRINグランプリを頂点に1年間を戦う制度です。日本各地の競輪場で開催されているレースは、6つのグレードに分類されているグレード制です。
  • GP

    毎年12月末に開催される最高峰のレース。その年のGI優勝者、賞金獲得金額上位者9名によってチャンピオンを決定する一発勝負です。
  • G I

    S級トップクラスの選手によるレース。GIIの成績上位者、選考期間の成績上位者によって争われる大会で、優勝者にはKEIRINグランプリへの出場権が与えられます。
  • G II

    S級の選手がGIへの出場権をかけ、頂点を目指すクラス。GIへのステップであり、大会ごとに特徴を持たせたレースです。
  • G III

    各競輪場で年に1回開催される開催記念レースで、S級の選手で4日間開催されるレース。
  • F I

    S級シリーズとも呼ばれ、S級、A級ともに行われるレース。
  • F II

    S級昇格を目指す、A級選手のみで開催されるレース。


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